新聞紙面自動割付組版システムの開発 
第5回 ~β版の開発進行中~

各位様

株式会社新聞制作センターの西村です。

開発中の新聞紙面自動割付組版システムは、新聞AI割付(Newspaper AI Layout・略称:レイアウター)のβ版の開発が進行中です。

新聞AI割付+新聞自動組版では、AIが考えた割付情報を元にAdobeのInDesignを使って新聞紙面を組み上げる構造になっています。

今回の【SSC-LT通信】では、先日伺いました信州の大糸タイムス様へのInDesignの講習についてご紹介させていただきます。

◆◆ プロジェクト担当より ◆◆

新聞AI割付+新聞自動組版ではAIが考えた割付情報を元に
AdobeのInDesignを使って
新聞紙面を組み上げる構造になっているのですが
「このInDesignというDTPソフトが難しい」という声や
「InDesignで専用機のように短時間で組めるの?」という疑問を耳にします

先日、信州の「大糸タイムス」さんに
InDesignの5日間講習に伺いました
現状は新聞組版専用機で紙面制作を行っているものの
ゆくゆくはInDesignに切り替えたいという希望です
果たして“あの厄介な”InDesignを5日でマスターできるのか?
答えは「5日もあれば十分」です

もちろん、事前準備が進行の肝になります
私が講習に伺う約1カ月前に、弊社の整理責任者が伺い
現状の紙面サイズや見出し、本文の書体など細かく取材をし
作業をする方の経験や技量までも考慮して
大糸タイムス専用のInDesignのテンプレートと
見出しや写真など良く使うパーツを格納したライブラリーを
作り込みます
私はそれを持って伺うわけですから
InDesignの講習というよりテンプレートの扱い方指導になるので
説明は1日ですんでしまいます
後の4日は実際に紙面を組みながら
「こういう時はどうするの?」に答えていくだけです

InDesignでの導入を考えていたけど。。。と悲観的な方の多くは
メーカーや販売店からInDesignの講習や説明を受けた方ではないでしょうか
InDesignは新聞以外にも
雑誌や書籍、webページやモバイルページが作れる総合ソフトなので
多種多様な機能やツールが用意されています
ですが、それら全てを理解しようとすると混乱して収集がつかなくなってしまいます
新聞作成に必要な機能やツールはその1部だけで十分なのです

現在開発しているAI自動割付+自動組版ではInDesignデータで組み上げますが
最終工程の赤字修正や印刷データーの書き出しなどは
どうしても人手作業にお願いすることになるので
最低限のInDesignの操作知識を習得することは
作業を円滑に進めるために大切なことになります

新聞組版のInDesign移行を考えている方や
導入したけどもっと効率化を図りたいと考えている方は
どうぞお気軽にお声がけください

おいしい食用ホウズキいただきました

あおやま

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