新聞紙面自動割付組版システムの開発 
第4回 ~α版の第一弾が出来上がってきました~

各位様

株式会社新聞制作センターの西村です。

開発中の新聞紙面自動割付組版システムは、新聞AI割付(Newspaper AI Layout・略称:レイアウター)のα版の第一弾が出来上がってきました。

また、新聞自動組版(Newspaper Auto Typesetting・略称:タイプセッター)は環境設定のほとんどが出来上がり、あとは、レイアウターからの指示情報を元にInDesignで組み上げる作業に移るばかりです。

◆◆ プロジェクト担当のつぶやき ◆◆

新聞AI割付(レイアウター)のα版の第一弾が出来上がってきました
インターネットからウェブサイトにアクセスする簡単な方式なので
手元に送られてきたのはアドレスとパスワードだけ
昭和世代からすると少々 調子抜けしてしまいますが
ユーザーさんにも同じ方法でアクセスしてもらうので
手軽に利用できる良い方法だと思います

早速アクセスしてレイアウターを触ってみます
構造を大別すると媒体管理と紙面管理に別れます
媒体管理は何時、誰が、何面を作って、修正を何時加えたかが分かる仕組みになっています
これは大型のホストコンピューターを利用されている人にとっては当たり前のことですが
ひとり1台のパソコンでは それぞれのパソコンで作業が完結してしまうため
作業全般の進行具合などが把握しにくい環境があります
そこをレイアウターは一元管理をするので便利な機能だと思います
紙面管理者がいちいち担当者に
「どこまでやったー?」って聞き回らなくてもいいので円滑に進みます

紙面管理のポイントは「出稿表」です
出稿者がレイアウターに記事や写真などの素材をアップすると
自動的に「出稿表」に表示されます
この時、すでにアタマ カタが決まっている場合もあれば
出稿した後にアタマ カタを決める場合もあると思います
そのどちらにも対応できるよう
また、あたかも そこに入稿者がいて応対しているように
操作性を試行錯誤を重ねながら 今後高めていくことになります

新聞AI割付 α版・第1弾の入稿画面



新聞自動組版(タイプセッター)の方は
環境設定のほとんどができあがり
あとは、レイアウターからの組版情報を元に
インデザインで組み上げる作業に移るばかりです
連携ができたら またレポートします

あおやま

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