新聞紙面自動割付組版システムの開発 
第6回 ~β版が納品されました~

各位様

株式会社新聞制作センターの西村です。

開発中の新聞紙面自動割付組版システムは、新聞AI割付(Newspaper AI Layout・略称:レイアウター)のβ版が納品されました。

今回の【SSC-LT通信】では、クラウド上の新聞AI割付ソフトで新規割付用出稿表を作成する部分の動画をご覧いただきます。

◆◆ プロジェクト担当より ◆◆

2022年もそろそろ暮れようとしています
新聞AI割付・新聞自動組版ソフトの開発も大詰めを迎えています

新聞AI割付の導入部分の骨格ができてきましたので
今回は動画をアップします
手順は通常どおり、出稿者からの原稿や素材の提稿から始まります
新聞AI割付ソフトはクラウドサーバーを使いますので
出稿者はネットから新聞AI割付ソフトのトップページにアクセスしてもらい
新規割付用出稿表から新規紙面を作成し
あらわれた出稿表に記事や写真なとの素材をドラック&ドロップでコピーします
出稿作業は以上です

後は新聞AI割付ソフトが行数を数え
長い行数の記事から上から下に並べます
出稿してから行数を数えて並べかえるまでの作業は ほんの一瞬です!!
いままで電卓片手にメモをとりとり行数を数えていたので夢のようです

動画はここまでですが、割り付け実行ボタンを押した後は
AIがレイアウトを考えて 出来たレイアウトを画面に表示します
その時「いやー ちっょと違うなぁ。。。」
と言う方は必ずいます
私もそうです そんな時は 出稿表に戻って紙面体裁を変更します
紙面体裁の要素には整理で行う
流し、タタミ、押っ付け、領域などがあり
領域には事前に小組で作った囲みなどを配置することができます
また、記事の配置優先度には、あたま、かた、へそなどがあり
記事の配置位置も変更することができます
そして、もう一度 AIに考えてもらう
気に入った紙面ができるまで何度でも繰り返すことができます
相手は機械です「鬼っ!!」なんて睨まれることもありません

割付レイアウトが決まったら組版情報を吐き出します
このファイルを自分のパソコンにダウンロードして
新聞自動組版ソフトを立ち上げ
組版情報ファイルを選択して実行ボタンを押せば
各新聞それぞれの特性を組み込んだテンプレートに
InDesignが紙面を組み上げます
新聞自動組版ソフトは配布ソフトになります

以上が新聞AI割付・新聞自動組版ソフトの概要になります
なに を どう 紙面で伝えるのか そこはAIには渡さない
そんな整理ソフトになります

あおやま

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