新聞紙面自動割付組版システムの開発 
第2回 【SSC-LT通信】要件定義フェーズ完了

各位様

株式会社新聞制作センターの西村です。

6月から開発をスタートしました新聞AI割付(Newspaper AI Layout・略称:レイアウター)ソフトの要件定義フェーズが完了しました。

「えっ、もう完了したの? 抜けはない? 大丈夫?」と心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も最初は2ヶ月で抜けの無い要件定義書を作り上げるのは大変と思っていました。

「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「システム実装」「テスト」と段階的に進めていくシステム開発手法をウォーターフォール型開発というのだそうです。

この手法では、要件定義の段階で入念に仕様を確認し、要件漏れがないようにすることが求められます。

弊社が開発中の新聞AI割付ソフトは、このウォーターフォール型開発ではなく、仕様が変更になることを前提に開発を進め、小規模な実装とテストを繰り返し行うアジャイル型開発という手法で開発を進めます。

具体的には、α版を前提とした要件定義を行い、納品されるα版を使用しながらβ版の要件を整理し、段階的に最終版のリリースへと進めていきます。

今回の【SSC-LT通信】では、α版を前提とした要件定義が完了し、α版の開発がスタートしましたというお知らせとなります。

新聞AI割付(Newspaper AI Layout・略称:レイアウター)のシステム全体フロー図

上記のフロー図ではシングルシステムに見えますが、最終版ではAWS等のクラウドシステムを利用したマルチAZ(アベイラビリティーゾーン)またはマルチリージョンでの冗長化構成とし、耐障害性・高可用性を担保したシステムとする予定です。

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